外来種とは

 

外来種とは、もともとその地域にいなかったのに、人為的に他の地域から入ってきた生物のこと。アレロパシーが強い植物など、その一部は生態系や経済に重大な影響を与えることがあり、環境問題のひとつとして扱われる。類義語に移入種、帰化種、侵入種、外来生物がある。

 

自然界の生物は、常に移動と分散を繰り返しています。人間の頻繁な活動により、多くの生物が地理的な隔離を突破し、他の環境に進出している。野生大豆などのように、人間が意図的にある場所から別の場所へ、その用途のために持ち込んだものも、外来種と呼ばれている。これらの種のほとんどは、人間の世話なければ生きていけないし、環境を害することもない。

 

しかし、外来種を含む一部の生物は、導入された後に環境中に逃げ出し、野生化する。 新しい環境では、天敵の制御がなければ、旺盛な繁殖力と強い競争力が相まって、在来種を駆逐し、地域の生態系バランスを崩し、人間経済にも悪影響を及ぼしかねない。このような外来種はしばしば侵略外来種と呼ばれ、その例としてブラジル産のカメが挙げられる。

 

漁業、養殖業、水産物取引、科学研究、航海、船舶など、人間が海洋を利用することにより、意図的であろうとなかろうと、その地域には存在しない新しい種が持ち込まれる可能性があります。これらの種は外来種と呼ばれ、その地域の環境が外来種の生存と繁殖に適している場合、外来種の数の増加は生態学的侵略を構成することになる。

外来種の危険性とは?

 

外来種は、在来の野生動物の減少や絶滅、在来の植生の変化をもたらす可能性があります。外来種が元々生息していた動植物を食べたり、破壊したりすることで、地域の生態系が乱されることがあります。競合は、同じような食物や生息地を持つ在来生物を奪い、駆逐する。さらに、外来種が在来種と交配して雑種を作れば、遺伝子の干渉が起こる可能性もある。また、特定の野生動物に関する多くの調査にも大きな影響を与える可能性があります。

 

生態系だけでなく、外来種は人間社会にも大きな悪影響を及ぼす可能性があります。 特に農業分野では、多くの外来種が非常に大きな損失をもたらしています。これに加えて漁業があり、例えば外来種の侵入も淡水魚がいなくなる要因の一つである。アメリカ漁業協会(AFS)によると、北米では68%のケースで外来種が影響因子として挙げられているそうです。外来種は在来種の魚を捕食し、餌や繁殖場所を奪い合い、食物連鎖を乱し、さらには新しい病気を持ち込むこともある。外来種は、養殖や海運、貿易の拡大により、世界的な問題となっている。外来種の問題は、あらゆる環境で悪化の一途をたどっていますが、特に水生環境では深刻です。

外来種はどのように管理されているのですか?


外来種被害予防三原則とは?


.「入れない」:悪影響を及ぼすおそれのある外来種を、自然分布域から非分布域へ「入れない」
沖縄や奄美大島では、ハブやネズミを退治してくれることを期待して導入したマングースが、ヤンバルクイナやアマミノクロウサギなどの希少な動物を食べてしまい、絶滅へと追い込んでいる例があります。また、オオクチバスやコクチバス(ともにブラックバスの一種)は、釣り魚とするために日本で放流されましたが、エサとなる在来の魚を激減させる例が各地で確認されています。
悪影響を及ぼすことが予想される外来種は、既に法律で持ち込むことが規制されていますが、そうでない外来種であっても、予想外の悪影響があるかもしれません。むやみに外来種を入れないことが大切です。


.「捨てない」:飼養栽培している外来種を適切に管理し、「捨てない」(逃がさない放さない逸出させないことを含む)
ミドリガメは縁日等で見かける可愛らしいカメですが、正確には「アカミミガメ」と言います。アカミミガメは、成長すると甲羅が30㎝を超えることもあり、数十年生きることもあります。
池や川でもよく見かけられますが、本来日本にいないカメです。飼いきれずに捨てられたものが繁殖したと考えられています。
池や川に放たれたアカミミガメがエサとするため、在来の魚類が減ったり、東京都内ではエサや生息場所が奪われた在来のカメが、絶滅の危機に直面するなど生態系に被害を及ぼしています。
動物を飼うときは、成長した際の体の大きさや、こどもが生まれた時のことを必ず考えることが大切です。また、途中で野外に放つことは、絶対にいけません。


.「拡げない」:既に野外にいる外来種を他地域に「拡げない」(増やさないことを含む)既に野外で生息生育し、繁殖してしまっている場合は、人間が運んでしまわないように注意が必要です。今生息生育している場所から、それ以上拡げないことが大切なのです。